二十四節気(にじゅうしせっき)って何?身近な暦の意味・2017年の二十四節気

二十四節気(にじゅうしせっき)とは、太陰暦を使用していたころに考え出されたもので、立春、夏至、冬至など季節をあらわす言葉の総称です。

最近ではあまりカレンダーにも書かれることが減りましたね。
それでもメジャーなものは、天気予報で耳にすることもあるので、身近な暦であることに間違いはありません。

二十四節気は、これ!という日にちが決まっているわけではなく、その年によって微妙に前後します。

この記事では、2017年の二十四節気一覧や、どういった季節の状態のことをいうのか、また、二十四節気以外の季節の移り変わりをあらわす雑節についてご紹介します。


2017年の二十四節気一覧


二十四節気


二十四節気 日付
小寒(しょうかん) 1月05日 寒さがいちばん厳しくなる時期の前半。「寒の入り」とも言う。寒中見舞いを出し始めるのもこの日。
大寒(だいかん) 1月20日 一年で最も寒い時期。
立春(りっしゅん) 2月04日 この日から立夏の前日までが春となる。暖かい地域では梅が咲き始める時期。
雨水(うすい) 2月18日 雪解けの時期。春一番が吹き、ウグイスが鳴き始める地域も。
啓蟄(けいちつ) 3月05日 ふきのとうの花が咲く時期。虫たちが冬眠を終え、活動し始める。
春分(しゅんぶん) 3月20日 昼夜の長さがほぼ同じになる。春分の日前後が春のお彼岸。日本では祝日。
清明(せいめい) 4月04日 芽吹きを感じる時期で、あたりが明るくなる。お花見シーズン。
穀雨(こくう) 4月20日 春の雨が降る時期。田畑の準備をする。
立夏(りっか) 5月05日 この日から立秋の前日までが夏。カエルの声が聞こえ始める時期。
小満(しょうまん) 5月21日 草木の葉が成長し、生い茂る時期。
芒種(ぼうしゅ) 6月05日 稲のタネをまく時期(実際にはこれよりも早い時期にまく)。西日本では梅雨入りするころ。
夏至(げし) 6月21日 一年の中で一番昼が長い日。日本の大部分で梅雨。
小暑(しょうしょ) 7月07日 梅雨明けが近づくころ。暑さが本格的になり、セミの鳴き声が聞こえ始める。
大暑(たいしょ) 7月23日 晴れ間が続き、気温が上がる時期。暑中見舞いは、小暑から大暑の間に送る。
立秋(りっしゅう) 8月07日 秋の気配を感じ始めるころ。この翌日から残暑見舞いの時期。
処暑(しょしょ) 8月23日 暑さの峠をむかえるころ。
白露(はくろ) 9月07日 空気が冷え、露ができ始める時期。
秋分(しゅうぶん) 9月23日 冷んやりとした空気を感じる日が多くなる。秋のお彼岸の中日。
寒露(かんろ) 10月08日 冬の渡り鳥がやってきたり、菊が咲き始める時期。
霜降(そうこう) 10月23日 霜が降り始める時期。紅葉も始まる。
立冬(りっとう) 11月07日 冬の気配を感じ始める時期。実際にはまだ、秋っぽい。
小雪(しょうせつ) 11月22日 雪が降り始める時期。
大雪(たいせつ) 12月07日 雪が激しく降り始めるころ。ブリなどの冬の魚が美味しい時期。
冬至(とうじ) 12月22日 一年の中で一番夜が長くなる。

雑節


雑節 日付
土用(どよう) 1月17日
節分(せつぶん) 2月03日 立春の前日。邪気を払うため豆まきの習慣がある。
彼岸(ひがん) 3月17日 先祖に感謝する日として、墓参りをする習慣がある。お供え物として「ぼたもち」が作られる。
土用(どよう) 4月17日
八十八夜(はちじゅうはちや) 5月02日 日本独自の雑節。この日にお茶を飲むと長生きするといわれている。
入梅(にゅうばい) 6月11日 漢語で梅雨入りの意味。
半夏生(はんげしょう) 7月02日 薬草が生えるころ。農家では、この日までに田植えや畑仕事を終える目安とされている。
土用(どよう) 7月19日 夏の土用にはウナギを食べる習慣がある。
二百十日(にひゃくとおか) 9月01日 台風の多い時期とされる。
彼岸(ひがん) 9月20日 春の彼岸と同じ。春の彼岸に咲く牡丹にちなんで、春は「ぼたもち」、秋は萩なので「おはぎ」と言う。
土用(どよう) 10月20日